横浜LA内科・内視鏡クリニック

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コラム

「いびきが気になる」「日中の眠気」 睡眠時無呼吸症候群とは

総合診療

公開日

2024.9.16

更新日

2026.5.27

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が繰り返し止まる状態を指します。

ご家族から「寝ている間に呼吸が止まっているようだ」「いびきがうるさい」と指摘されたり、日中の強い眠気に悩まされたりしている方は、この疾患の可能性があります。

成人の約5%、子供でも約2%にみられるため、決して珍しい病気ではありません。

進行すると、日常生活に支障をきたすだけでなく、様々な病気のリスクとなります。

睡眠時無呼吸症候群のリスク

  • 日中の眠気:日中に強い眠気を感じ、仕事や日常生活に支障をきたすことがあります。

  • 心疾患のリスク:心筋梗塞や心不全、不整脈のリスクが高まります。

  • 脳卒中:脳梗塞のリスクが増加し、脳の健康に影響を与える可能性があります。

  • 糖尿病:血糖値の調整が難しくなり、糖尿病のリスクが高まることがあります。

  • 高血圧:持続的な無呼吸は高血圧を引き起こし、心血管系に負担をかけます。

  • 肥満:睡眠時無呼吸症候群と肥満は相互に影響し合い、体重の増加リスクがあります。

  • 交通事故:日中の過度な眠気により、運転中や作業中に事故のリスクが増加します。

適切な検査と治療を行うことで改善が可能な病気です。当院では、ご自宅で簡単に検査を行える体制を整えており、入院の必要はありません。検査後には最適な治療法を選択し、サポートいたします。

睡眠時無呼吸症候群の診察・検査について

初回受診

まずは医師の診察を行います。睡眠時無呼吸症候群は生活習慣病と関連が深いため、必要に応じて血液検査も行い、リスクの有無を確認します。

在宅簡易検査

診察後、医師の判断に基づいて自宅での簡易検査を行います。

検査機器は検査会社から直接ご自宅にお届けしますので、指定の手順に従って検査を行い、機器を返送してください。検査結果は約1週間後にクリニックに届きます。機器を返送後、2週間後を目安にご予約の上、受診してください。

この簡易検査で、1時間あたりの無呼吸の回数(AHI)が40以上の場合、中等症から重症の睡眠時無呼吸症候群と診断され、すぐにCPAP(持続陽圧呼吸療法)などの治療に進むことが可能です。

在宅精密検査

簡易検査でAHIが20以上40未満であった場合、さらに精密な検査が必要となります。

脳波の測定などを行う「ポリソムノグラフィー(PSG)検査」をご自宅で実施します。こちらも検査機器を使用して行い、返送後2週間を目安に再度ご受診いただきます。精密検査の結果に基づき、CPAPなどの治療法を検討します。

治療について

1. CPAP(シーパップ)治療

CPAP(Continuous Positive Airway Pressure)は、睡眠時無呼吸症候群の最も効果的な治療法です。睡眠中に専用のマスクを装着し、機械で適切な空気圧を送り込むことで、気道の閉塞を防ぎます。これにより、呼吸の停止を防ぎ、安定した睡眠を確保できます。CPAPは中等症から重症の患者さんに広く利用されており、症状の改善だけでなく、関連する健康リスクの低減にも役立ちます。

2. 行動療法

行動療法は、生活習慣の改善を中心とした治療法です。特に肥満がある場合、体重を減らすことで症状が改善することが期待されます。具体的には、以下のような対策を行います。

  • 減量:適切な食事と運動を取り入れて体重を管理します。

  • 寝る姿勢の調整:仰向けで寝ると無呼吸が悪化することがあるため、横向きで寝るようにするなどの工夫が有効です。

  • 生活習慣の見直し:アルコールや睡眠薬の摂取を控え、規則正しい生活リズムを整えることが重要です。

治療方針は、検査結果と患者さんの希望を考慮しながら医師が判断いたします。当院ではCPAPや行動療法など、主要な治療法を提供しています。その他の治療をご希望の場合は、適切な医療機関をご紹介いたします。

最後に

睡眠時無呼吸症候群は、適切な治療と生活習慣の改善により大幅に改善することが期待できます。気になる症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

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