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大腸カメラ
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こんにちは!横浜LA内科・内視鏡クリニック 院長の本多です。
🌀 大腸カメラでポリープが見つかった。食生活が悪かったのかな。
🌀 家族に大腸ポリープや大腸がんの人がいる。自分もできやすいのかな。
このように不安を感じたことはありませんか?
大腸ポリープは、食生活だけでできるものではありません。ひとつの原因だけでできるわけではなく、生まれつきの体質など、いくつかの要因が関係していると考えられています。
今回は、大腸ポリープができる主な原因と、ポリープができやすい人の特徴、早く見つけるためにできることをお話しします。
大腸ポリープとは、大腸の内側をおおう粘膜にできる病変の総称です。イボのように盛り上がったものだけでなく、平らなものもあります。
大きく分けると、腫瘍性のポリープ(良性の腺腫と、がん)と、非腫瘍性のポリープ(過形成性ポリープ、炎症性ポリープなど)があります。
大腸がんのできかたにはいくつかの経路がありますが、中心となるのは腺腫ががんに変化する流れです。そのため、ポリープ、とくに腺腫がなぜできるのかを知っておくことは、大腸がんの予防を考えるうえでも大切です。
なお、SSL(無茎性鋸歯状病変)などの鋸歯状病変を経てがんになる経路もあります。
関連コラム▶︎ 大腸ポリープの種類|腺腫・過形成性・SSLの特徴とがん化リスクの違い

ポリープは、大腸の粘膜が盛り上がったり、形を変えたりしてできたものです。その発生には、生まれつきの体質や加齢など、さまざまな要因が関わっていると考えられています。
親・きょうだい・子など、近いご家族に大腸ポリープや大腸がんと診断された人がいる場合は、注意が必要です。
なかには、遺伝性の病気が原因でポリープができることもあります。代表的なのが、大腸に多数のポリープができる「家族性大腸腺腫症」です。また、ポリープの数が多くなくても大腸がんの発症リスクが高くなる「リンチ症候群」という遺伝性の病気もあります。
大腸ポリープができる仕組みは、すべてが明らかになっているわけではありません。喫煙・飲酒・肥満などは、大腸がんのリスクを高める要因として報告されていますが、ポリープができる原因を一つに決めることはできません。
運動不足を避け、バランスのよい食事や適正体重を意識することは、大腸がんのリスクを下げるために役立つ可能性があります。ただし、生活習慣に気をつけていても、ポリープを完全に防げるわけではありません。
また、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患がある方は、炎症が長く続いた場合、大腸がんのリスクが高くなることがあります。病気の種類や罹患期間、炎症の程度によって検査の時期が変わるため、主治医の指示に従いましょう。
次のような方は、大腸ポリープや大腸がんに注意が必要です。ご自身やご家族に当てはまるものがないか、確認してみましょう。
✅ 50歳以上である
✅ 家族に大腸ポリープや大腸がんと診断された人がいる
✅ 潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患がある
✅ たばこを吸う、お酒をよく飲む、または肥満気味である
とくに年齢は大きな要因で、50歳以上は大腸がんの危険因子の一つとされています。大腸がん検診は40歳からが対象です。症状が出る前に見つけることが目的なので、40歳になったら年に1回、便潜血検査を受けましょう。当てはまる危険因子がある方は、検査の必要性や適切な時期について医師にご相談ください。
大腸ポリープの多くは、症状がありません。とくに小さいうちは、自覚症状がないことがほとんどです。
ポリープが大きくなると、便に血が混じる、便に粘液のようなものがつくといった症状が出ることがあります。
ただし、こうした症状は、痔などほかの病気でもみられるため、症状だけでポリープかどうかを判断するのは難しいものです。
症状がないうちに大腸の中でポリープが育っていることもあるため、「おなかの調子が悪くないから大丈夫」とは言い切れません。

40歳以上の方を対象に、年に1回、便潜血検査による大腸がん検診が行われています。結果が「要精密検査」となった場合は、症状がなくても必ず精密検査を受けましょう。
ご家族や親戚に大腸ポリープや大腸がんと診断された人がいる場合は、年齢にかかわらず、一度医療機関で相談しておくと安心です。
大腸の粘膜を直接観察し、ポリープの有無や大きさ、形を確認する検査です。
当院では、切除が必要と判断したポリープは、多くの場合、検査中にその場で切除しています(日帰り)。5mm以下の小さなポリープでも、腺腫が疑われるものは原則として切除しています。
当院で目安にしている大腸カメラの検査間隔は、次のとおりです。
✅ ポリープがなかった方:3〜5年ごと
✅ 小さなポリープが少数だった方:2年ごと
✅ ポリープが多い、大きいなどの特徴があった方:1年ごと
実際の検査間隔は、ポリープの種類や病理組織検査の結果などをふまえ、担当医が判断します。
関連コラム▶︎ 大腸ポリープは全部切除が必要?種類とサイズによる対応の違い
A. 切除したあとも、大腸の別の場所に新しいポリープができることがあります。次回の検査時期は、病理組織検査の結果や、ポリープの数・大きさをもとに決まります。切除後も、担当医と相談しながら定期的に大腸カメラを受けましょう。
A. 便潜血検査が陰性でも、大腸ポリープがないとは限りません。便潜血検査は大腸がん検診として有用ですが、すべてのポリープを見つける検査ではありません。
血便や便通の変化がある場合、家族に大腸がんや大きなポリープの人がいる場合は、便潜血検査の結果にかかわらず、医師に相談してください。
大腸ポリープの発生には、生まれつきの体質や加齢など、さまざまな要因が関係すると考えられています。とくに、家族に大腸ポリープや大腸がんと診断された方がいる場合は、検査の必要性や時期について、早めに医師へ相談しましょう。
ポリープの多くは症状がないため、早く見つけるには検査が欠かせません。便潜血検査で「要精密検査」と言われた方や、大腸ポリープが心配な方は、お気軽にご相談ください。
では、次回のコラムもお楽しみに!
【参考文献】
1. 日本消化器病学会 編:患者さんとご家族のための大腸ポリープガイド2023.
2. MSDマニュアル家庭版:結腸と直腸のポリープ.
3. 国立がん研究センター がん情報サービス:大腸がん(結腸がん・直腸がん)について/予防・検診.